桜満開の西上州
4月9日、10日に西上州の山を妻と歩いてきた。10日は単独。
4月9日/御堂山
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西牧関所跡は桜が満開でした。写真はすぐ背後の斜面、花に彩られて綺麗だった。
じじ岩とばば岩。
23年前と変わっていなかった。当時からクライミングの可能性を1%なりも抱いてきたが、今回改めて、岩は脆くてクライミングしようという気持ちは吹っ切れた。もやもやした気持ちがさっぱりした。
じじばば対岸に見える岩にも足を延ばした。この岩もクライミングの対象にはなりえない。
「じじばば」とはなんとも言えない縁があるような気がしています。23年前に初めて訪れたときは(1993.1.1)、高校山岳部以来の親友と偶然にもここで再会。さらにこの最近では、「じじばば」関連の記録をネットで調べているうちに、10年以上連絡をとれていなかった山の知人につながることができました。どうも「じじばば」が人と人を結び付けてくれているような気がしてなりません。
4月10日/表妙義縦走&桧沢岳北西稜
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ここも33年振りの再訪。西上州の岩藪の感覚を取り戻すべく、檜沢岳北西稜とのダブルヘッダーを企画。今日は単独行。
表妙義縦走ののち南牧村磐戸へ移動し、檜沢岳北西稜へ。
大ナゲシ北稜もそうだが、昔々心に留めておいたライン、いつの間にか有名になって今更ながら人の後を追うような山行になってしまった。いかに自分の実行力、意思が弱いのかを象徴するよう。
松葉と呼ばれるのピークの先から10mちょいのラペルで核心スタート。ここまでは藪岩に慣れていれば特段厳しい箇所はない。写真はラペル先の稜線上に現れる特徴的な岩(モアイ岩と呼ぶらしい)。ネット上の記録や書籍の記録に表現されるほど厳しいとは思わないが、上部稜線をできるだけピーク伝いに辿っていると、夢中になって楽しんでいる自分に気づいて苦笑してしまった。上部で8mほどのラペルと言われている個所は、今回クライムダウンで済ませた。その先の3mほどの下降の方がクライムダウンもできず、1mほど離れた木に伝わってツリークライミグダウン。これもまた藪岩の楽しみの一つだと思う。
根草から集落内を下っていくと桜が満開。南牧の谷は今が桜の盛りだった。