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山あり人あり人生あり

日々の出来事、登山についてのBlogです。

気象リスクの回避

 先週末の6/19に谷川連峰を縦走してきた。中盤の平標稜線から強風、オジカ沢ノ頭以降は強風とガス、しまいに朝日岳から白毛門までは風雨と、天候に悩まされた山行となった。

 ヤマレコに記録を書いていて、自分の判断がどの程度正しかったのか、そんな思いを抱いていた。技術、体力、装備、天候という要素が判断基準に絡んでくるが、天候以外については問題なかった。天候については前日夕方にインターネット上で気象庁の情報を確認しているが、山岳周辺の天気、気温、分布予報、当日前後の天気図などをチェックする程度。その情報をベースに、現地合わせで判断することにしているが、今回は自分が予測していた以上に時間的、強度的に上回った。雷の発生がなかったことが幸いだった。10年ほど前の八海山でのちょっとした被雷の二の前を踏むところだった。
 結果としては、一時的な強風雨ではあったが雷は無く無事下山できた訳だが、これが本当に正しい判断であったかと振り返れば、言葉に詰まるところがある。最もリスクが少なかったのは谷川岳から土合へ下山(気象リスクはほぼなし)。つぎに蓬峠での判断。土合へ新道を下山する方法があったが、雨という観点では湯檜曽川の増水が怖い。この時考えていたのがより天候の安定していそうな越後側への下山(状況次第で蓬から土樽、あるいは旭原)。私は多少の雨なら仕方がないという判断を下した(若干のリスクを抱えたつもりだった)。

 なお私の気象知識レベルは、気象事象に興味があり天気図などから大まかな気象状況が推測できる、典型的な気象パターンはある程度把握できている、ただし気象予報士レベルの知識は持ち合わせていない(書籍読みっぱなし)、そんな程度。

 100%リスクを回避したいなら山へ入らない。それでは登山行為が成り立たないので、ある程度のリスクを冒すこととなる。その程度は各人様々だと思う。ほぼ間違いなく晴れの時しか入山しない人、若干不安定さがあっても入山する人、雨や雪が降ることが予想されても極端に崩れそうもないのなら入山する人。私は基本的に初めから雨雪が予想される日は入山しない方針なのだが、今回のように長時間入山していて悪天につかまってしまうことがある。山の中にいてはどの程度悪化するのか不明確だし、進退をどう考え判断するか、その場での絶対正解は求まらないのだと思う。恥ずかしい言い分ではあるが、ある程度は運を天に任せざるを得ないというのが本音である。

 結局のところ結論など出てこないが、こんなレベルの登山者であるが、極力他の皆さんに迷惑をかけないよう山を楽しんでいければと考えている。